top of page
作家専用
Naoki Takada 高田 尚紀
立体
具象
陶磁器・漆
具象
概要
高田 尚紀 たかだ なおき
1974 さいたま市生まれ
1993 笠間焼窯元 大津廣司氏に師事
2014 愛知県立窯業高等技術専門校修了
2022 茨城県に築窯、在住
Solo exhibition
2023 高田尚紀 ""Inspired by Mountains"" Debut Collection / The Stratford Gallery /
ウスターシャー州, 英国
2021 高田尚紀個展 ー山河に還るー / 品 銀座 / 東京
2020 高田尚紀個展 ー氷河絶景ー / 芦屋画廊kyoto / 京都
Group exhibition
2023 OBJECTS OF AFFECTION FEBRUARY GROUP SHOW / Dai Ichi Arts / ニューヨーク、米国
2022 酒器展 / 日本橋三越本店 / 東京
2022 Expressions in clay / The Ren Brown Collection / カリフォルニア州、米国
2022 現代作家茶碗特集 / 日本橋三越本店 / 東京
2021-2022 SHANGRI-LA / Kunstforum Solothurn / スイス
Award
2017 神戸アートマルシェ2017『Artist meets Gallery』入選
2014 第43回長三賞常滑陶業展 長三賞
2004 第18回ユザワヤ創作大賞展 金賞
日本人は古代より大自然、特に山を畏敬し愛でる自然崇拝の感性を持っていた。
現代も日本文化として自然を表現する手段、盆栽・水石・盆石・盆景・盤景など、砂や土を敷いた盆上の芸術が様々ある。
それら、縮小された自然景を総称して縮景芸術と呼ばれている。そして、縮景芸術のルーツが【盆山】(Bonsan)である。
古くは、平安時代の様子として『西行法師絵巻』『春日権現記絵巻』等に描かれており、室町時代の『蔭涼軒日録』に【盆山】として公式資料が残されている。狂言の曲の一つである『盆山』もその頃に誕生した。
しかし江戸時代以降、縮景芸術が盆栽などへ多様化されていく一方、崇高な山岳風景としての盆山は衰退して姿を消していく。
盆山は「山が主体である」ことから、高田はそこに焦点を当てた作品を創作している。
既に石が主体である縮景芸術に水石があり、中でも自然風景に見立てた石を山水景石と呼んでいる。
鑑賞できる石を手に入れるには、山や渓谷に分け入って探す必要がある。
一方、陶芸である高田の作品は、山と同じ素材である土を焼成(昇華)石化させることで、独自の崇高美を表現している。
また、焼成以外の作業工程も造山運動に倣って成形できることに利点があると高田はいう。
彼はこれを現代における発展途上の【盆山】(BonZan)として捉え、神像を作る気持ちで大自然への畏敬と感謝を表現し、再興を試みている。
展覧会歴
bottom of page